2015年4月29日水曜日

K.303 (293c) ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 第1楽章

新潟県加茂市・粟ケ岳麓の公園にて(2015.4.29)
温暖な春の陽射しの中、新緑が鮮やかな輝きを放っています。心地よい季節です。
今日はヴァイオリン・ソナタ聴いてみます。
このソナタは1778年マンハイムで書かれた一連の作品のひとつで、自由で斬新な形式上の実験を大胆に行った曲と言われています。
ゆったりとしたアダージョで始まり、情熱的なアレグロが続いています。アダージョが第1主題でアレグロが第2主題となっていますが、展開部を欠くソナタ形式となっています。


ヴァイオリン・ソナタ ハ長調 K.303(293c)/第1楽章 Adagio - Molto allegro
先日のきらクラ!
またまたBGM選手権には感動をいただきました。
鈴木三重吉の童話「命の泉」よりからのメルヘンチックな詩でしたが、レニーシュカさんの芥川也寸志の交響三章から第2楽章は素晴らしいマッチング!!! 脱帽です。日本の作曲家の作品にこんなに魅力的な曲があるなんて全く知りませんでした。選者の方は驚くべき見識の広さをお持ちです。他の2作品も普段だったらベストでもおかしくない充実の作品でした。この選手権の最近のハイレベルには驚くばかりです。
投稿者の方、選考されるコダマッチさんともにスーパーブラボウです。

2015年4月19日日曜日

K.138 ディヴェルティメント ヘ長調 第3楽章

上堰潟の菜の花と満開の桜(2015.4.12)
第3楽章はプレスト、2/4拍子。A-B-A-C-Aのロンド形式で、快活に曲を閉じます。


ディヴェルティメント ヘ長調 K.138/第3楽章 Presto

2015年4月18日土曜日

K.138 ディヴェルティメント ヘ長調 第2楽章

第2楽章はアンダンテ。 穏やかな弦の調べに優しさが溢れ、うっとりと聴き入ってしまいます。
若きモーツァルトのたおやかな感性が伝わってきます。
尚、この楽章は11年後の1783年に作曲されたヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K.423 第2楽章ととても類似した楽想になっています。


ディヴェルティメント ヘ長調 K.138/第2楽章 Andante ハ長調
先日のきらクラ!
先日のBGM選手権はとても聴きごたえがありました。お題がちょっと取っ付きにくさがあり、私はパスしてしまいましたが、選ばれた3作品はそぞれに違った色彩を放ち、同じ詩がこのように違って感じられることにとても感心しました。
中でもじゃくさんのシューマン/ヴァイオリン・ソナタ第2番 ニ短調 第3楽章はとても新鮮でした。私には初耳の曲で、穏やかなピッチカートの旋律がノスタルジーを感じさせてとても感動しました。早速CDを購入して私もシューマン島に上陸しました。これから少しずつ探索していきます。
他にも感性豊かなリスナーの方々の素敵な投稿がたくさんあり、ますます魅力的な番組になっています。

2015年4月16日木曜日

K.138 (125c) ディヴェルティメント ヘ長調 第1楽章

写真は先日の日曜日の上堰潟公園の満開の桜と一面の菜の花です。1年で最も輝いている季節です。
今日はモーツァルトが16歳の時ザルツブルクで書いたといわれる3曲のディベルティメント(K.136, K.137, K.138)の第3曲を聴いてみます。前年のイタリア旅行での印象を反映しているような澄み切った明るさに満ちていて地中海の陽光が思い浮かぶようです。
弦楽合奏としても弦楽四重奏としても演奏されますが、ここでは四重奏版で聴いてみます。


ディヴェルティメント ヘ長調 K.138/第1楽章 Allegro 

2015年4月12日日曜日

K.285 フルート四重奏曲(第1番)ニ長調 第3楽章

つづいてフランス風の明るいロンド楽章です。
快活なフルートの音色にのびやかな弦の旋律が心地よく、華やかな盛り上がりの中で曲を閉じます。
桜の季節にふさわしい軽やかで心華やぐ名曲です。


フルート四重奏曲 ニ長調 K.285/第3楽章 Rondeau
写真に寄せて
4月9日、満開の桜の下、多くの市民がりゅーとぴあ周辺の公園を散歩していました。みんな笑顔で平和で満ち足りた時間を楽しんでいました。これほど多くの人々を幸福にするのですから桜は千両役者です。
バックの大きな建物は「りゅーとぴあ」でアリーナ形式のコンサートホール、劇場、能楽堂などを有する施設です。
このコンサートホールの音響は、世界的にも第一級であるといわれています。
私は外国のホールは知りませんが、首都圏をはじめいろいろなホールで音楽を聴いてきましたが、このりゅーとぴあの音響に勝るホールをまだ知りません。
このホールで5月8日~10日にラ・フォル・ジュルネ新潟が開催されます。

2015年4月11日土曜日

K.285 フルート四重奏曲(第1番)ニ長調 第2楽章

新潟市・りゅーとぴあ周辺公園(2015.4.09撮影)
第2楽章はアダージョ、ロ短調。
フルートの哀愁を帯びた美しい旋律と、シンプルな弦のピチカートがとても印象的な楽章です。
モーツァルトの音楽の中で弦のピチカートがこれほど続く音楽は記憶にありません。
途中の和音で終止して、そのまま第3楽章へと続いていきます。


フルート四重奏曲 ニ長調 K.285/第2楽章 Adagio ロ短調

2015年4月10日金曜日

K.285 フルート四重奏曲(第1番)ニ長調 第1楽章

新潟市・りゅーとぴあ周辺(2015.4.9撮影)
桜が満開になりました。みなが笑顔で見上げています。1年で最も華やぐ季節です。
このような心弾む日にはフルート四重奏曲を聴いてみます。
モーツァルトは4曲のフルート四重奏曲を書いていますが、このK.285はその中の第1番で最も有名なものかも知れません。特にこの第1楽章はよく耳にします。
1777年の12月にマンハイムで書かれました。この年の9月のザルツブルクでの職を辞して母とともに就職活動の旅に出ていた時期で、ここで裕福な音楽愛好家ド・ジャンの依頼で2つのフルート協奏曲(K.313, K.314)と、3つのフルート四重奏曲(K.285, K.285a, K.285b)を書いています。
モーツァルトは当時音程の不安定なフルートをあまり好んでいなかったといわれていますが、この曲はフランス風の優美さとモーツァルト一流の憂愁を帯び、瑞々しい感性に溢れています。


フルート四重奏曲 ニ長調 K.285/第1楽章 Allegro

2015年4月5日日曜日

K.414(385p) ピアノ協奏曲(第12番)イ長調 第1楽章

新潟市・上堰潟公園(2015.4.4撮影)
当地も桜が開花し始めましたが、満開にはもう少しかかりそうです。晴天の昨日近くの公園に行ってきました。菜の花が素晴らしい黄色の絨毯を敷いていました。晴れがましい春の訪れです。
久しぶりにピアノ協奏曲を聴いてみます。
この12番の協奏曲は、1782年の晩秋に作られました。前年にザルツブルクでの宮仕えに決別したモーツァルトが、新天地ウィーンで作曲家・ピアニストとして自立した生活を始めた頃の最初のピアノ協奏曲のシリーズの1作です。
「……これらの協奏曲はやさしすぎもせず、むずかしすぎもせず、ほどよい中間を保っています。非常に華麗で耳に快くひびき、からっぽにおちいることなく自然さを保っています……」(モーツァルトの手紙から)。
と手紙に書いているように、ウィーンの聴衆に配慮した穏健な伝統の枠組みの中で、美しくのびやかな音楽を展開しています。同じイ長調のK.488は4年後の1786年に作られています。


ピアノ協奏曲イ長調 K.414/第1楽章 Allegro

今日のきらクラ!
今日の放送では“「懐中時計」のその後”というユニークな投稿に驚きました。
調べてみたら、夢野久作さんのあの詩はお題で出題された内容で完結しているようで、それに音楽に合わせてその後のお話を作ってしまうなんて、常人にはとても思いつきません。
またその追加されたお話が実に温かく、原作に見事にマッチ、BGMにもピッタリでした。
「宇宙エレベータが待てない」さん、ブラアボ!!!!! 歴史的名作になると思います。