2016年12月31日土曜日

K.259 ミサ曲 ハ長調 「オルガン・ソロ・ミサ」

ミサ曲は教会音楽の中で最も主要なジャンルですが、モーツァルトは15曲の完成したミサ曲を残しています。ほとんどがザルツブルク時代に書かれていて、そのうち5曲が1775年~76年に完成しています。いずれもハ長調で、大司教の要請で比較的コンパクトな楽器編成と短めの演奏時間になっています。
この K.259 は特に短く、全曲通して約15分しかありません。また、第5曲の「ベネディクトゥス」にオルガン独奏があるため「オルガン・ソロ・ミサ」とも呼ばれています。
ここで聴く第6曲「アニュス・デイ」はヴァイオリンの歌謡的旋律とバス声部の悪戯っぽいピッチカートにみられるように、庶民的でわかりやすく、曲全体もオーストリア的な喜びに満ちています。


ミサ曲 ハ長調 K.259/第6曲 アニュス・デイ Adagio

<写真>新潟市西区丘陵地より望む新潟平野の日の出

大晦日に寄せて
2016年も最後の日を迎えました。
今年は諸般の事情で2月から10月迄の長期にわたりブログの更新を休ませていただきました。お忙しい中、訪れていただきました方々にはお詫び申し上げます。来年はなるべくコンスタントに更新するように努力します。
実際このブログを更新するために、各種の資料を調べながらモーツァルトの楽曲について学ぶことは、私にとりまして無上の喜びであります。そして掲載する写真の撮影も楽しいアウトドア活動です。
ド素人の稚拙な内容のブログですが、またお時間のある時にお立ち寄りいただき、モーツァルトの音楽をともに楽しんでいただければ幸いです。
ありがとうございました。よいお年をお迎えください。

2016年12月29日木曜日

K.238 ピアノ協奏曲(第6番)変ロ長調 第1楽章

今月はモーツァルト20歳(1776年)の作品を主に聴いていますが、この年モーツァルトはピアノ協奏曲を3曲書いています。
彼のピアノ協奏曲は番号が付いているものが27曲ありますが、1~4番は他者の作品の編曲ですので、この作品は彼のオリジナル作品としては K.175 ニ長調(第5番)に次ぐ2曲目にあたります。
第7番と第8番が素人演奏家のために作られたのに対して、この第6番は難しい演奏技法を要求する部分があることから、彼自身(または姉ナンネル)のために作曲されたと思われています。しばしば再演され、後のマンハイム=パリ旅行でも取り上げられています。
この第1楽章のアレグロには、「アペルト aperto」という発想記号が付いていますが、これは「開いた」という意味から、「はっきりとした」とか、さらには「堂々とした」というような意味のようです。 協奏的ソナタ形式で、第1主題は明快で淀みがありません。カデンツァはモーツァルト自身が残しているもので演奏されています。


ピアノ協奏曲 変ロ長調 K.238/第1楽章 Allegro aperto 変ロ長調 4/4

余談・今年最後の「きらクラ!」
年末も押し迫って来ました。
先日放送された「きらクラ!」では、リスナーの今年の1曲が紹介されていました。この番組は、ふかわさん、真理さんの魅力に加え、リスナーの投稿もユーモアあり感動ありの非常に豊かな内容が多く、毎回興味が尽きません。特に印象に残った今年の1曲を記載させていただきます。

横浜市・くらべすさん
 福島公開収録から:「群青」… (合唱)会津若松市立第二中学校 特設合唱部
 会場でお聴きになって涙が止まらなかったとのことですが、私もラジオを通して涙ぐんでしまいました。様々な部活の生徒さんが集まり、純粋に音楽に取り組まれている姿は心から感動しました。取り組まれた生徒さん・先生方にとっても一生の宝物になると思います。素晴らしい合唱を聴かせていただき深く感謝します。

山梨県中央市・ご自愛は442ヘルツさん
 フランク作曲:「バイオリン・ソナタ イ長調 第4楽章」(チェロ編曲版)
 4ケ月に及ぶ長期入院をされていらいした間、この曲を毎夜消灯後の眠りに就く前に繰り返し繰り返し聴き続け、折れそうになる心を支え、明日への活力になったそうです。
 現在は退院され、通院生活を送られていらっしゃるそうですが、この曲を聴き続けておられるそうです。

福井市・低音トランペッターさん
 エルガー作曲:「変奏曲“謎”から 第9変奏“ニムロッド”」
 新婚8ケ月の今年の3月、ご主人が車にひかれ1ケ月の意識不明の後に持ち直したものの、記憶障害等の大きな後遺症を負われていらっしゃるそうで、心よりお見舞い申し上げます。
 入院中のご主人の病院へ向かう車中で、豊かに実った田園地帯の風景をバックにこの曲を聴き胸に迫るものがあり、「人のあたたかさ、自然の美しさを感じ、今年を前向きに乗り切る原動力になった」そうです。
 想像を絶するご苦労がおありかと存じますが、どうか明るい光が差す日が来ることをお祈り申し上げます。

 それぞれの方々のそれぞれの実体験は心を打つものばかりです。
 音楽をはじめ芸術は私たちを鼓舞する力を与えてくれます。どんなに辛い体験にも音楽は無条件に寄り添ってくれます。来年もまた音楽を愛し、音楽に愛される生活を続けられることを祈ります。

2016年12月24日土曜日

K.243 聖体の祝日のためのリタニア 変ホ長調 第1曲 キリエ

教会音楽の中に「リタニア」という日本語ですと「連禱」と訳されて、先唱者が神や聖母マリアにたいする呼び掛けを行ない、会衆がそれに「われらをあわれみたまえ」、あるいは「われらのために祈りたまえ」を繰り返して応答する祈りの形式の曲があります。
モーツァルトはザルツブルク時代に4曲のリタニアを書いていますが、このK.243は最後の作品で、1776年3月に作曲され、その月の31日にザルツブルクの大聖堂で初演されたようです。
4部の混声合唱、4部の独唱に管弦楽で演奏され、全体は9曲から構成されています。4曲のリタニアの中で一番充実してるといわれています。
その中から、第1曲の「キリエ」を聴いてみます。「主よ、憐れみたまえ」「キリストよ憐れみたまえ」云々というテクストでできています。ソロと合唱による3部形式になっています。


聖体の祝日のためのリタニア 変ホ長調 K243 第1曲 キリエ Allegro moderato

<写真>新潟市西蒲区夏井のハザ木(12月12日夕刻撮影)

糸魚川大火に心よりお見舞い申し上げます
暮れも押し迫って、糸魚川市で大火が発生しました。
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。この寒風の年の瀬に住処を失うことの悲しさを思うと心が痛みます。私たちも出来る範囲の募金等で応援させていやだきますので、どうか気を落とさず復興に向けて進んでください。

2016年12月20日火曜日

K.244 教会ソナタ ヘ長調(第10番)

普段あまり耳にすることのない「教会ソナタ」というジャンルの曲を、モーツァルトはザルツブルクに居た時期の1772年から1780年の間に集中的に書いています。
この教会ソナタはミサの書簡朗読と福音書朗読の間に演奏され、ザルツブルクの大聖堂のためにモーツァルトは17曲残しています。
いずれも1楽章のみの短い作品で、全て長調の明るい音楽となっています。私のような素人は教会音楽というと格式の高い重々しいものを想像しがちですが、聴いてみると非常に軽快で明るいのに驚きます。
このK.244は1776年の4月に作られていて、教会ソナタの第10番にあたります。ヴァイオリン2部、通奏低音、オルガンの編成になっています。この作品で初めてオルガンは独立した機能を果たしています。


教会ソナタ ヘ長調(第10番)K.244 Allegro 3/4

<写真>新潟市西区四ツ郷屋浜・寒風をついて舞い飛ぶカモメ(2016.12.10撮影)※曲のイメージと合ってなくてすみません。

余談・今週のきらクラ! ふーまん・真理さん「鏡の中の鏡」ブラボー!!!!
今週のきらクラ!は最後にサプライズ!!。
ふかわさんと真理さんの好きな曲(たまたま一致)でアルヴォ・ペルトの「鏡の中の鏡」が流れました。
非常にゆったりとしたピアノのアルペジオが周囲を一瞬にして静謐な空気に満たし、その中を朗々とした豊かなチェロの旋律が寄り添い、心をわしづかみにします。本当に素晴らしい曲です。
「只今の演奏は、遠藤真理のチェロ、フーマンのピアノでした」……!!!!(驚き)最高のクリスマス・プレゼントをいただきました。この曲に対する深い想い入れを感じさせる名演だと思います。
大事にCDに移して愛聴盤とさせていただきます。本当にありがとうございました。

Link►►   アリヴォ・ペルト作曲「鏡の中の鏡」、チェロ:遠藤真理、ピアノ:フーマン(on YouTube)
                           アルヴォ・ペルト作曲 「鏡の中の鏡」(ヴァイオリン、ピアノ版)(当Blog過去掲載)

2016年12月15日木曜日

K.253 ディヴェルティメント ヘ長調 第1楽章

K.253 のディベルティメントは「食卓音楽」シリーズの第4作目にあたります。
同じ楽器編成(オーボエ、ホルン、ファゴット各2本)で3楽章で構成されています。
この第1楽章はアンダンテのテーマと5つの変奏からなっています。多楽章構成の作品で、冒頭の楽章が主題と変奏になっているのはとても珍しく、モーツァルトの作品では他にフルート四重奏曲K.298 とピアノ・ソナタK.331 のみです。
この楽章は全体で126小節というかなり長い音楽になっていますが、おそらく大司教からのリクエストに合わせたものと思われます。
6本の木管楽器が緻密なアンサンブルを奏で、温かい雰囲気に終始しています。


ディヴェルティメント ヘ長調 K.253/第1楽章 Andante

写真に寄せて
写真は新潟市西蒲区の国上山(くがみやま)の五合庵(ごごうあん)です。
越後の高僧・良寛が長い漂泊の旅を終え、文化元年(1804年)から十数年、住まいした庵です。
ここでの良寛は何事にもとらわれず、何者にも煩わされない生活だったと伝えられています。
筍が顔を覗かせれば居間を譲り、子供にせがまれれば、日が落ちるまで鞠付きに興じ、「この子らと 手鞠付きつつ遊ぶ春 日はくれずともよし」という歌も残しています。また、良寛独特の書法もここで生み出されています。
良寛はモーツァルトの生年の2年後の1758年に生まれ、1831年に亡くなっています。西洋でモーツァルトが活躍していた時代に、極東の日本ではこのような清貧の高僧が生きていたのです。

2016年12月13日火曜日

K.240 ディヴェルティメント 変ロ長調 第1楽章

モーツァルトはこの時期に同じ木管楽器編成による、小規模なディベルティメントを5曲書いています。
いづれもターフェルムジーク(食卓音楽)で、おそらくザルツブルク大司教のお食事タイムのBGMとして作曲されたものと思われます。
この K.240 はその中の第2曲で1776年の1月に作られています。
オーボエ、ホルン、ファゴット各2本という編成になっていて、演奏時間は全体で10分少々です。
この第1楽章は3/4拍子、ソナタ形式になっていますが、第1主題、第2主題、展開部に続いて再現部が通常と異なり、第2主題で始まり、第1主題で終わる形になっています。
ちょっとユーモラスでリラックスした曲想の中に短調のフレーズも折込ながら、豊かな色彩を放っています。


ディヴェルティメント 変ロ長調 K.240/第1楽章 3/4 

<写真>新潟市西蒲区 国上寺(越後最古の古刹)の境内にて(2016年12月12日撮影)

余談・今週のきらクラ!
ラスクに始まった今週のきらクラ!でした。
注目のBGM選手権はふかわさんではありませんが「不倫に始まり、不倫に終わる」年を象徴したようなお題でした。
4つ紹介され、ベストはラベル作曲の「序奏とアレグロ」でした。
私は圧倒的に1曲目のアルベニス作曲「アストゥリアス」(名古屋市・大根おろしさん)を指示します。許されない愛の切迫感・背徳感を見事に表しています。
 他の3つもとても美しくよかったのですが、「この詩にこんな美しい曲を付けてはダメ!!(不倫が正当化される…)」という家人の叫びに、私も同感!! 家庭平和のために、ここは一致団結!!!! ……楽しいBGM談義でした。
ところで私はBGM2年連続ボツ生活が継続中です。(;O;) この苦難を乗り越えて乗り越えて耐えて耐えて…修練を積み、いつかコダマッチ様のお目に留まる作品を……なんてネ (^^) _U~~

2016年12月9日金曜日

K.250(248b)セレナード ニ長調「ハフナー」 第4楽章

第4楽章はロンド形式で、独奏ヴァイオリンが奏でる快活で愛らしい主題が4つのエピソードをはさんで反復されます。
それぞれのエピソードは性格を異にし、快活、典雅、力強さを示す主題になっています。3楽章もそうですが、通常のセレナードのイメージとは異なった雰囲気をもっています。
また、この楽章は後にクライスラーによりヴァイオリンとピアノの楽曲として編曲されて有名になりました。


セレナーデ ニ長調 K.250(248b)/第4楽章 Allegro ト長調 2/4 ロンド

参考  ロンド:アレグロ(クライスラー編曲)※冒頭部分


余談
ハフナーセレナードの全8楽章の内、通常の祝典音楽とは趣の異なる2楽章をご紹介させていただきました。
この機会に久しぶりに全曲を聴いてみましたが、各楽章とも変化に富んだ豊かな楽想に満ちていて、1時間があっという間でした。こんな素晴らしい曲が生演奏される中で結婚式を挙げるなんて、ハフナー家は最高に贅沢ですね。

現代の写譜屋さん---地味に凄い!!!
先日たまたまNHKの「サラメシ」(中井貴一さんがナレーション)を見ていたら、写譜屋さんの仕事が紹介されていました。正直、驚くことばかり。私なんかは現代は作曲家もパソコンのデータで作って、各パート譜もコンピュータで自動的に出来るものだと思っていました。
が、なんと!! 放映された映像では、本番ギリギリに作曲者(編曲者)から大量のファックスが送られて来て、受けた会社が各担当者に分配し、担当者は大急ぎで手書きで各パート譜等を書き上げていました。
ウォーー!!! 愛すべきアナログの世界! モーツァルトの時代とあんまり変わってない!!!
こうやって表舞台にはでなくても、陰で支えてくださっている方々のご苦労のおかげで、私たちは楽しませていただいているんですね。ほんとうにどこかのドラマみたいですが、「地味に凄い!!」方々に感謝・感謝です。

2016年12月7日水曜日

K.250(248b)セレナード ニ長調「ハフナー」 第3楽章

先月はマンハイム・パリ旅行での作品をいくつか取り上げましたが、今月はその前年の1776年、モーツァルト20歳頃の作品を聴いてみます。
この年は旅行に明け暮れていたモーツァルトには珍しくザルツブルクに落ち着いて、大司教に仕えながら、セレナード、ディベルティメントなどの多くの社交音楽を生み出しました。
このセレナードは当時ザルツブルクの裕福な商人で市長を勤めていたジークムント・ハフナーの娘の結婚式のために書かれました。全8楽章、編成も大がかりで交響曲・協奏曲のような趣向を感じさせます。このセレナードはのちに交響曲35番「ハフナー」K.385 に再編されています。
ここで聴く第3楽章はメヌエットで祝典音楽としては珍しくト短調(トリオはト長調)で書かれています。
単なる娯楽音楽で終わらせないモーツァルトの才気を感じさせます。ヴァイオリンのソロも活躍します。


セレナーデ ニ長調 K.250(248b)/第3楽章 Menuetto ト短調 3/4

余談・今週のきらクラ!
毎年12月5日は特別な気持ちになります。今年もいろいろありましたが、無事にモーツァルトの命日を迎えることができました。ありがたいことです。

今週の「きらクラ!」は舟歌祭りの余韻に浸る内容でした。やはり多くの方が感銘を受けいていたようで、本当によかったです。そしてふかわさんが心残りだったチャイコフスキーの舟歌も本人曰く「私のわがままで・・・」放送されて、すっきりしたことだと思います。ふかわさんのわがままは共感する方も多く、これからも遠慮なくわがままをしてほしいものです。
放送のやりとりを聞いていると、「きらクラ!」スタッフの皆さんの温かい人間関係が垣間見えて、聞いているだけでほっこりします。春の番組改編でも「きらクラ!」は絶対継続してほしいです。

2016年12月5日月曜日

K.339 ヴェスペレ 第5曲 Laudate Dominum 【御命日に寄せて】

モーツァルトが天に召されてから225年の歳月が流れました。
それから今日に至るまで、いつもどこかでモーツァルトの音楽は流れ続けています。
時代を超えて、私たちがその響きに身をゆだねられる幸せに心から感謝します。

この日に聴くのは、ヴェスペレ K.339 第5曲 ラウダーテ・ドミヌスです。
「諸々の民よ、主を讃えまつれ。我らにたまわるその慈しみは大きいからである」云々といった歌詞の内容で、ソプラノ・ソロで始まり、抒情的なゆったりとした天上的な美しさを湛えた旋律を奏でています。

ヴェスペレ《証聖者の盛儀晩課》K.339 第5曲 Laudate Dominum 主をほめたたえよ Andante ヘ長調

先人の言葉

  「――死とは・・・・・、モーツァルトを聴けなくなることです。」
          アルバート・アインシュタイン(物理学者・相対性理論の創始者)
※モーツァルト研究家のアルフレート・アインシュタインとはいとこ関係
ある人の「死とはどんなものだとお考えですか?」という問いに対する博士の答え。
(吉田秀和・高橋英郎編「モーツァルト頌」白水社刊 より引用)


2016年12月3日土曜日

K.339 ヴェスペレ《証聖者の盛儀晩課》第4曲

2016年も最後の月を迎えました。時節柄、宗教曲を聴いてみます。
ヴェスペレとは、カトリック教会の日没時に行われる祈りので、ミサに次いで大事な儀式だったようです。
モーツァルトは生涯で2曲のヴェスペレを書いていますが、そのうちの1曲です。
全体は6曲からなり、テクストは旧約聖書から5つの詩篇と新約聖書ルカ伝よりとられて、各々の曲の最後は「父と子と聖霊に栄えあれ」という一句で結ばれています。
この第4曲はラウダーテ・プリエ ニ短調。「主のしもべたちよ、主の御名を誉めたたえよ。今よりとこしえにいたるまで。主の御名は誉むべきかな」といった内容になっているそうです。対位法的な書き方がされています。


ヴェスペレ《証聖者の盛儀晩課》K.339 第4曲 Laudate pueri ほめたたえよ ニ短調

余談
私のように普通に日本的な生活をしていると、他国の宗教曲はなかなか敷居の高い音楽です。
しかし、宗教環境の違いを超えて音楽として胸に響くものを感ぜずにはいられません。
学生時代、友人から誘いをいただき、教会で混声合唱曲を聴いた時の清廉な美しさは今も忘れることはできません。