晩秋の物悲しい季節になるとこの曲が心に染み渡ります。
室内楽の至宝ともいわれる、あまりにも有名な曲です。モーツァルトの盟友であったクラリネット奏者のシュタドラーを想定して、1789年9月に書かれています。
晩年のモーツァルトの澄み切った境地を映し出すような、自然体で流れる豊かな楽想と慈愛に溢れた響きは正に『人類の至宝』というにふさわしいものです。
クラリネット五重奏曲 イ長調 K.581 第1楽章 Allegro イ長調
◆余談◆この曲はクラリネット五重奏曲というジャンルで、歴史上最初に書かれた作品かと思われます。
最初に書かれていながら、既に完璧な作品となっているために、その後に同じジャンルの曲を書いている作曲家にとっては超えられない壁となっているように思われます。
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