2014年2月23日日曜日

K.515 弦楽五重奏曲 第2番 ハ長調 第4楽章

ソチ オリンピックが終わります。
沢山の感動をいただきました。選手の皆さん本当にご苦労様でした。
特に浅田真央さんのフリーの演技には涙しました。
スポーツ観戦でこれほど心を奪われたことはありません。本当にありがとうございました。

今日は巧みな技法によって、流れるような快活さと自然さを繰り広げている弦楽五重奏曲 第2番の第4楽章を聴いてみます。以前第1楽章を載せましたが、ハ長調の伸びやかで快活なリズムに心が躍ります。
今日の真央さんの笑顔に捧げたいような曲です。

弦楽五重奏曲 第2番 ハ長調 K.515 第4楽章 Allegro

2014年2月16日日曜日

K.375 セレナード 第11番 変ホ長調 第3楽章

凍った上堰潟を歩く白鳥たち
今週も大雪で各地で被害が出ています。特に普段雪の降らない地域の方々は大変かと思いますが、どうぞお気をつけて乗り切ってください。

今日は管楽のセレナードを聴いてみましょう。
この曲はオーボエ2本、クラリネット2本、ホルン2本、ファゴット2本の計8本の管楽器で構成されています。
あの「グランパルティータ」と同時期の1781年頃ウィーンで書かれています。
宮廷画家のヒッケルの義妹のために書かれたようです。
独特の牧歌的な伸びやかな旋律と豊かな響きを兼ね備え、聴く人の心を和ませてくれます。

セレナード 第11番 変ホ長調 K.375/第3楽章 Adagio

2014年2月11日火曜日

K.201 交響曲 第29番 イ長調 第4楽章

上堰潟を飛ぶ白鳥
なんとなくすっきりしない休日です。
連日夜更かし(または超早起き)して日本選手を応援していますが、思うような結果が出ません。
明朝は沙羅さんに思い切った実力通りの大ジャンプを期待しています。
そして地元の平野歩夢くんも存分に実力を発揮してほしいものです。頑張れ日本選手!!!!

ということで、元気になるモーツァルトの交響曲第29番の第4楽章を聴きましょう。
6月に第1楽章を載せましたが、とても躍動感に溢れるシンフォニーです。
1774年4月モーツァルト18才の時の作品です。

交響曲 第29番 イ長調 K.201/第4楽章 Allegro con spirito

2014年2月10日月曜日

K.421 弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 第4楽章

当地・新潟市にようやく積雪がありました。今冬初めてのまとまった雪です。
雪がないと生活は楽ですが、普段あるものがないというのは何とも不気味な感じがしていたので、ちょっと安心しています。近くの公園できれいな雪景色を撮影することができました。

今日はニ短調の弦楽四重奏曲の第4楽章を聴いてみます。
第1楽章第2楽章は以前取り上げていましたが、この第4楽章は深い悲しみが透き通った静謐な雰囲気の中に表現されているようで、厳しくも美しい冬の景色になったら載せようと思っていた楽章です。
8分の6拍子で、変奏曲形式となっていて、ハイドンの作品から着想を得たといわれています。
ひしひしと凍みるような寒さを感じさせますが、透徹した美しさを前に言葉を失います。

弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K.421(417b) 第4楽章 Allegretto ma non troppo


余談
先週は音楽ファンにとってとても残念なニュースがありました。
ご存知の通り、佐村河内氏の作品がゴーストライターによって書かれていたという報道です。
私も昨年の8月に「Hiroshima」を生演奏で聴いてとても感動した人間です。
その後CDを購入、NHKオンデマンドを申し込んでドキュメンタリーを見て、書籍も購入しました。
あれから何度も何度も作品を聴いています。
本当に奥深く心に響く作品で、このような形になったことが残念でなりません。
これから先、心を白紙に戻してこの作品と向き合える日が来ることを祈っています。