雪がないと生活は楽ですが、普段あるものがないというのは何とも不気味な感じがしていたので、ちょっと安心しています。近くの公園できれいな雪景色を撮影することができました。
今日はニ短調の弦楽四重奏曲の第4楽章を聴いてみます。
第1楽章と第2楽章は以前取り上げていましたが、この第4楽章は深い悲しみが透き通った静謐な雰囲気の中に表現されているようで、厳しくも美しい冬の景色になったら載せようと思っていた楽章です。
8分の6拍子で、変奏曲形式となっていて、ハイドンの作品から着想を得たといわれています。
ひしひしと凍みるような寒さを感じさせますが、透徹した美しさを前に言葉を失います。
弦楽四重奏曲 第15番 ニ短調 K.421(417b) 第4楽章 Allegretto ma non troppo
◆余談◆
先週は音楽ファンにとってとても残念なニュースがありました。
ご存知の通り、佐村河内氏の作品がゴーストライターによって書かれていたという報道です。
私も昨年の8月に「Hiroshima」を生演奏で聴いてとても感動した人間です。
その後CDを購入、NHKオンデマンドを申し込んでドキュメンタリーを見て、書籍も購入しました。
あれから何度も何度も作品を聴いています。
本当に奥深く心に響く作品で、このような形になったことが残念でなりません。
これから先、心を白紙に戻してこの作品と向き合える日が来ることを祈っています。
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