第2楽章はアンダンテ・カンタービレ ヘ長調。
展開部を省いたソナタ形式になっていて、平明で淡々と進行する緩徐楽章ですが、モーツァルト特有の奥深い安らぎに満ちています。
オットー・ヤーン(19世紀のモーツァルト研究家)はこの楽章を「私たちを、苦しみと激情の記憶の浄化された、霊的な平安の領域に高めてくれる」と評しています。
弦楽四重奏曲 ハ長調 K.465/第2楽章 Andante cantabile ヘ長調
◆写真に寄せて◆
先日、谷川岳の付近を散策してきました。
好天に恵まれ、美しい紅葉と気高く険しい一ノ倉沢の岩壁を望むことができました。
若い頃何度か東京から帰省する際、上野発の夜行電車で早朝土合駅で降りて、日の出とともに西黒尾根で谷川岳を目指したり、清水峠越えをした記憶がよみがえりました。何にも縛られない自由を満喫できた青春でした。
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