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新潟平野の田圃で餌探しをする白鳥 |
「協奏交響曲」は18世紀の交響曲のジャンルのひとつで、複数の独奏楽器を持っています。
この曲はオーボエ、クラリネット、ファゴット、ホルンの4つの独奏楽器のために書かれています。
(モーツァルトはもうひとつ有名なヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 K.364 も残しています。)
1778年の4月にパリ到着して間もないモーツァルトが、ちょうどパリにいあわせた4人の名管楽器奏者の演奏会のために書かれたといわれています。
残念なことに自筆譜が失われているためにモーツァルトの真作か否かがいまだに確定されていないそうです。
しかし、耳にした途端、明るく軽妙洒脱な雰囲気はモーツァルトの作品として全く違和感を感じません。
協奏交響曲 変ホ長調 K.297b/第3楽章 Andantino
◆余談◆
この曲に名前をつけるとすると何がいいでしょうか?
今日放送されたNHK-FMのクラシック番組「きらクラ!」の《勝手に名付け親》コーナーでこの曲がお題になりました。
「きらクラ!」は全国に多くのファンがいらっしゃると思いますが、本当に楽しい番組です。
私も毎週、笑ったり、感心したり、感動したりしながら聞かせていただいております。
この番組は何といってもパーソナリティーのふかわりょうさんと遠藤真理さんの掛け合いが絶妙です。
おふたりとも素晴らしい感性をお持ちで、お話にすごく共感できる場面が多く、私はおふたりの大ファンになってしまいました。
番組には他に《BGM選手権》というコーナーがありますが、これは秀逸な企画だと思います。
今日の「走れメロス」にも涙してしまいました。投稿されたリスナーの方々、編集されたスタッフの方々等々、本当に素晴らしい内容で、言葉と音楽が融合した新鮮な感銘をおぼえました。
この番組が末永く続くようにこれからも心から応援させていただきます。
■1月19日「きらクラ!」放送結果■
この曲には
「赤ちゃんのいたずら冒険・探険」という名前が付きました。
イメージにぴったりです。さすがです。
ところで、恥ずかしながら私の投稿も読んでいただきました。
私のイメージは・・・
なにげない日常生活の中の温かい家族愛みたいなものを感じます。
布団の中の少年がまな板の音で目を覚まし、エプロン姿の母親と湯気の香りで今朝のメニューを想像する・・・
「今朝は、あったかごはんと味噌汁かな?」
でした。投稿した後、なんか少し違和感があり当選した名前を聞いて納得しました。