新潟市・上堰潟公園にて |
当地では1月なのに珍しく積雪がありません。これから冬本番を迎えるのでしょうか。
今日は珍しい調性のヴァイオリン・ソナタを聴いてみます。このホ短調のソナタは、1778年に作曲された「選帝侯妃ソナタ」と呼ばれる6曲のヴァイオリン・ソナタ集の中の1曲です。
「ホ短調」という調性はモーツァルトの作品の中には極めて稀で、他には弦楽四重奏曲の断片のみしかないようです。(違ってたらごめんなさい)
この時期モーツァルトは、マンハイムで職にありつこうとしたましたが、失敗してパリに向かっていました。そこでも思い通りにはいかず、さらに母の死を予感しつつ異郷の地で孤独を味わっていました。そんな心の奥底からの悲哀の表出を感じさせます。
悲しい経験のひとつひとつがモーツァルトの作品により一層の深みをもたらしています。
悲しい経験のひとつひとつがモーツァルトの作品により一層の深みをもたらしています。
ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304(300c)/第2楽章 Tempo di Menuetto
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