ワタスゲ(尾瀬 赤田代にて 6月28日撮影) |
このような祝事のための機会音楽としてのディベルティメントは、モーツァルトにとってこれが最後の大作となりました。
作曲された1779年はモーツァルトが失意のパリ=マンハイム旅行から帰ってきた時期で、憂いを帯びた楽章もみうけられます。全体は6楽章で、弦楽5部とホルン2の構成になっています。
ディヴェルティメント ニ長調 K.334/第1楽章 Allegro
◆写真に寄せて◆
有名な尾瀬のミズバショウやニッコウキスゲに比べると、ワタスゲは控えめな存在です。
この頃(6月末)はミズバショウの時期が終わり、ハイカーも少なく静かな山歩きが楽しめます。
ワタスゲの柔らかい綿毛に包まれた無数の白い球体が湿原を一面に覆う光景は、私たちを幻想の世界へ誘います。
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