2014年12月28日日曜日

K.453 ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 第3楽章

阿賀野市から望む五頭山系
第3楽章の冒頭は「魔笛」のパパゲーノ風の主題と5つの変奏から構成されています。
この主題にはおもしろい逸話があります。
それは、作曲後の5月27日、モーツァルトが買ったむく鳥がこの主題を上手にさえずったそうです。
モーツァルトの金銭出納帳にこの鳥が歌った節が書きこまれているそうです。鳥はよけいなシャープをつけて歌ったようですが、モーツァルトは寛大に許して「これは美しかった」と譜の下に書き添えてあるそうです。モーツァルトらしい遊び心いっぱいの逸話です。
この17番の協奏曲は歌ごころにあふれた美しく流麗な名曲で、これから生み出される傑作オペラ「フィガロ」「魔笛」はもうすぐそこまで来ていることを感じさせてくれます。


ピアノ協奏曲 第17番 ト長調 K.453 第3楽章 Allegretto
余談
年の瀬も押し迫ってきました。今年も残すところあと4日となりました。まだ年末の仕事も残っていて、家の掃除や年賀状は手つかずです。毎年もっと早くやっておけばと思いつつ、切羽詰ってやるところが年末らしくていいものです。
最近は掲載する写真が雪国独特のモノトーンで寒そうな風景ばかりで、あまりモーツァルトの音楽にはあいませんが、お許しください。

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