モーツァルトの作品に「行進曲」というジャンルがあります。
当時、主にセレナードやディベルティメントの前後に演奏されていたようです。
このK.237は、K.203(189b)のセレナード ニ長調に付随して1774年8月ザルツブルクで作曲されました。オーボエ、ファゴット、ホルン、トランペット各2本、ヴァイオリン2部、バッソで構成されています。
この種の音楽は、富裕貴族の祝賀や表敬などの行事の際に演奏され、雰囲気を盛り上げるために明るく娯楽的に作られています。現在のように再生装置のない時代ですから、常に生BGMだった訳で、今思うと随分贅沢な話です。
現在演奏会などで取り上げられることはほとんどありません。
行進曲 ニ長調 K.237(189c)
◆写真に寄せて◆
当地新潟では現在「水と大地の芸術祭」というイベントが行われています。
写真はその一環の上堰潟公園のワラアートです。美術大学の学生さんたちが一生懸命作ってくださいました。
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