この作品集はモーツァルトがヨーゼフ・ハイドンやヨハン・クリスティアン・バッハの作品を手本にして書いたといわれていますが、アインシュタインはこの第3楽章のことを次のように述べています。
『はじめの二楽章はハイドン自身よりもハイドン的だと言えようが、終楽章では突如として全く本然のモーツァルトが目ざめる。 ハイドンが忘れ去られているだけでなく、ヨーハン・クリスティアーン・バッハも忘れ去られている。そしてひかえめなコンチェルト風の曲相と旋律的な優雅さを持つ、このロンドの作曲の日付がそんなに確実でないとしたら、われわれはこの曲を十年後のヴィーン時代のものとするところであろう。』
ピアノ・ソナタ 変ロ長調 K.281(189f)/第3楽章Allegro 2/2 ロンド形式
◆写真に寄せて◆
日差しに誘われて近くを散歩してたら、きれいなススキが風にそよいでいました。やはり日本の秋にはススキが似合います。ただこの付近では外来種のセイタカアワダチソウが凄まじい勢いでススキの生息域を侵しています。そんな光景を見ると少し悲しくなってしまいます。
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