第4楽章はアレグロ 変ロ長調(トリオ 変ロ長調) 4分の4拍子。コンチェルト・ソナタ形式。
終楽章とともに充実した構成になっています。
分散和音主題のトゥッティの後、ヴァイオリンのソロは装飾をおりまぜつつ主題を拡大してゆきます。快活な楽章です。
セレナーデ ニ長調 K.203(189b)/第4楽章 Allegro 変ロ長調
●Concert Report●
昨夜は地元の新潟室内合奏団の演奏会に足を運びました。
このアマチュア楽団は今年で創立30周年を迎えたそうです。
同好会的な組織は、発足時の勢いで数年は何とか走れるものですが、30年も続いたということは本当に素晴らしいことだと思います。
演目は、モーツァルトの交響曲「ジュピター」とマーラーの4番という凄いプログラムでした。
この楽団の発足当初の目的が『モーツァルトを演奏したい!!』とのことだったそうで、ジュピターは正に30周年にふさわしいプログラムです。
演奏はモーツァルトに対する敬愛の念と真摯な取り組みを感じさせる、とても好感のもてる演奏でした。演奏者おひとりおひとりが身近に感じられるアマオケ独特の暖かさを感じ、終楽章では目頭が熱くなりました。
後半のマーラーはモーツァルトから1世紀余を経た交響曲の表現の多様性・自在性を再認識しました。
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