2014年11月2日日曜日

K.428 (421b) 弦楽四重奏曲(第16番)変ホ長調 第1楽章

尾瀬 大江湿原 2014.10.11
美しい紅葉のたよりが各地から届いています。
当地もいちょうやもみじが美しく街路を彩っています。落ち着いた室内楽が聴きたい今日この頃です。

モーツァルトがハイドンに進呈した弦楽四重奏曲の第3曲目を聴いてみます。
このいわゆる「ハイドンセット」といれる6曲の中で、名前のあるのはト長調「春」、変ロ長調「狩」、ハ長調「不協和音」の3曲です。その中でこの変ホ長調は比較的地味な存在ですが、どことなくいいようのない愁いを帯びた奥深い世界が広がっています。1783年の6月頃、モーツァルト27歳の円熟期にウィーンで作曲されています。
愁いを感じさせる半音階的なユニゾンで始まり、その後第1主題が謳われます。


弦楽四重奏曲 第16番 変ホ長調 K.428 (421b)/第1楽章 Allegro ma non troppo

写真に寄せて
もう随分前の写真ですが、雲ひとつない好天に恵まれた10月11日の尾瀬の風景です。この大江湿原のあたりは標高が1700mくらいあり、季節が平地より1ケ月くらい早くなっています。
抜けるような青空のもと、一面の草紅葉が美しく輝いていました。

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