2017年1月18日水曜日

K.287(271h) ディヴェルティメント 変ロ長調 第1楽章

モーツァルトがマンハイム=パリ旅行に出発する前の1777年6月に書かれたディヴェルティメントを聴いてみます。
この曲はザルツブルクのロードゥロン伯爵夫人の依頼で作曲され、依頼者の名前を冠して「(第二)ロードゥロン・セレナーデ」の通称で呼ばれてもいます。モーツァルトはこの夫人のために他にも「ヘ長調のディヴェルティメン(K.247)」、「3台のピアノのための協奏曲(K.242)」も書いていますので、大切なスポンサーであったと思われます。
ホルン2、ヴァイオリン2、ヴィオラ、バッソの楽器編成で、6楽章構成となっています。
この第1楽章は室内楽的な緊密さ、民謡に想を得た主題、第1ヴァイオリンの技巧的な扱いといった様々な要素が見事に調和しています。


ディヴェルティメント 変ロ長調 K.287(271h)/第1楽章 Allegro

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