1775年の3月迄、モーツァルトはオペラ『偽の女庭師』の上演のためミュンヘンを訪れていました。
その時期にミュンヘンのデュルニッツ男爵のために6曲のピアノ・ソナタ(K.279~284)を書いていますが、その中の5番目にあたるト長調のソナタを聴いてみます。
鍵盤楽器がチェンバロからフォルテ・ピアノに発達段階だった時期であったため、モーツァルトもヨーゼフ・ハイドンやヨーハン・クリスティアーン・バッハの作品を参考にしながら様々な実験的試みをしているといわれています。
この第1楽章は、明朗で新鮮なリズムとともに軽やかに飛び跳ねるように進んでいき、実に爽快な印象を残します。
ピアノ・ソナタ(第5番)ト長調 K.283(189h)/第1楽章 Allegro
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ソナタ(第1番)ハ長調 K.279(189d)
ソナタ(第2番)ヘ長調 K.280(189e)
ソナタ(第3番)変ロ長調 K.281(189f)
ソナタ(第4番)変ホ長調 K.282(189g)
<写真>オーストリア デュルンシュタインのレストラン
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