オーボエ2本、ホルン2本、ファゴット2本の管楽六重奏のディヴェルティメントを聴いてみます。
この楽器の組み合わせのディヴェルティメントを、モーツァルトは1775年から5曲連作します。
今までいくつ取り上げてきましたが、この曲はその連作の最初にあたります。おそらくザルツブルクの宮廷のターフェルムジーク(食卓音楽)として書かれたと思われています。
ここで聴く第1楽章は精妙に変化を加えた再現部を伴う、小さなソナタ形式になっていますが、大司教をはじめとする宮廷の方々のBGMとして、心地よいハーモニーに彩られています。
ディヴェルティメント ヘ長調 K.213 /第1楽章 Allegro spirituoso
<写真>新潟市西蒲区 上堰潟公園のコスモス(10月1日撮影)
◆余談◆
今回の「きらクラ Don!」は久しぶりのモーツァルトの曲でした。
先週聴いた時、この演奏は誰だろう・・・・と手持ちの何枚かのCDで聴き比べてみましたが、微妙な違いがあり、演奏者を特定することは出来ませんでした。
放送でウィルヘルム・ケンプ氏のピアノとわかりました(私はこのCDは持っていません)。響きに存在感のある温かさを感じました。
そしてリスナーの方々の投稿で、この第2楽章はバレエ、映画音楽、テレビ番組等、様々な場面で使われていると知りました。モーツァルトの数ある名曲の中でも最も有名な旋律のひとつといえるかも知りません。
私は流れるような第1楽章が特に好きです。
モーツァルトのピアノ協奏曲第23番は、私が学生時代に演奏した数少ない曲のひとつです。
返信削除ちょうど、モーツァルト没後200年の記念イヤーの時でした。
1楽章には、ホルンの高音が出てきて、ヒーヒー言ったことを思い出します。
2楽章は、心に迫るものがありました。
3楽章は、ピアノとのスリリングな掛け合いが楽しかったこと。
昔の思い出を書いて投稿しましたが、ホルン吹きの層は厚く、若い方のお便りが多かった気がしました。
BWV1000番様、コメントいただきありがとうございます。
削除あの名曲を演奏されたって素敵ですね!
ただ聴くだけの私に比べて、実際演奏された方々の曲への想いはすごく深いものがありますよね。羨ましいかぎりです。
今度、生まれ変わったら、オーケストラの片隅でもいいので、実際にこの曲の演奏に参加してみたいです。(才能がないからモーツァルトに断られるかな・・・)