モーツァルトのピアノ協奏曲は彼の作品群の中でも輝かしいジャンルのひとつですが、17歳のこの時期にそのスタートとなる作品を書いています。
番号の付いている1番~4番はクリスティアン・バッハなど他の作曲家の作品に手を加えた習作的なもので、モーツァルトの実質的なオリジナルはこの作品が最初にあたります。
すでに後期の名作をも彷彿させるような完成度を備えています。
この第1楽章は4分の4拍子、アレグロ。協奏曲風のソナタ形式で、ギャラントな薫り高いものですが、それのみにとどまらず構成的にもしっかりした存在感を備えています。ここでは当時のフォルテ・ピアノによる演奏を聴いてみます。
ピアノ協奏曲(第5番)ニ長調 K.175/第1楽章 Allegro (フォルテ・ピアノによる演奏)
<写真>ザルツブルク タンツマイスターハウス(モーツァルトの住居)
この曲を作曲した頃、モーツァルト一家は手狭になった生家から、この家の2階に引っ越しました。この建物は没後200年を期に再建されたもので、その際は世界中から寄付を募りました(不肖、私も少額の寄付をさせていただきました)。現在はモーツァルト博物館になっています。
◆余談◆
モーツァルトはこの作品に愛着をもっていたようで、ウィーン時代の1782年には作品の一部に手を加え、さらに第3楽章をウィーン風に書き直した「ロンド K.382」を使う版も残されています。
「きらクラ」のラジオ・ネーム紹介、嬉しく拝聴しました。
返信削除かっちゃんさん、コメントありがとうございます。
削除昨日はタイヤ交換等でバタバタしていて、よく聞いていません。再放送聞かせていただきます。ありがとうございました。
ラジネコールでお名前をお聞きしました、ご一緒できて嬉しいです! 今回はゴールデンコンビというラジネでした^^;
返信削除(採用の)時は近づいています、益々のご活躍をお祈りいたしますね。
快調家族様、コメントありがとうございます。
削除昨日はよく聞けなかったんで、再放送聞かせていただきます。
実は久々にBGMに投稿したんですが、その曲がK.299の第2楽章で、快調家族様のブログを土曜日に拝見したら、同じ曲を選ばれていたんで驚きました。ラジネコールされたということで、とても嬉しいです。
ラジオネーム、コールされていましたね。
返信削除投稿も続けていらっしゃるご様子に、嬉しく思いました。
BWV1000番様、コメントありがとうございます。
削除昨日はバタバタしていて、よく聞けませんでしたが、冒頭のDON!でBWV1000番さんのお名前を耳にして、「わー凄い!」と思っていました。
私の限られて守備範囲では、最近のDON!は苦戦を強いられております。
再放送をゆっくり聞かせていただきます。
ありがとうございました。