しばらくピアノ曲が続きましたので、今日は初期の弦楽四重奏曲を聴いてみます。
この作品は、1773年(モーツァルト17歳)にウィーンを訪れた際に書かれた、6曲に及ぶ通称ウィーン四重奏曲の第1曲です。
ハイドンから受けた強い影響下で、自分の音楽を作り出そうとするモーツァルトの様々な試みがなされいます。
このK.168の第1楽章は不規則なフレーズ構成を持ち、そこで使用されているモティーフもややつぎはぎ的に感じられますが、楽章全体でこれらのモティーフの統一を試みていて、作品ごとに進化するモーツァルトの姿勢を感じさせます。
そしてこの約10年後には、名作「ハイドン・セット」を生みだすことになります。
弦楽四重奏曲(第8番)ヘ長調 K.168/第1楽章 Allegro
◆余談◆今週の「きらクラ!」
暫く続いた「空耳」から解放されて、通常のきらクラ!に戻りました。
先週の「うたたねクラシック」の話題がありましたが、ずいぶん楽しそうでした。ふかわさんのブログにも載っていますが、ふかわさんがパジャマ姿でMCやるなんて、凄く斬新!!! こういう肩の凝らない企画が、敷居が高いといわれるクラシック音楽をより親しみやすくしますよね。
そして、今度の日曜日は水戸で公開収録です。私も応募しようと思いましたが、日程的に無理があるので断念しました。
その水戸でのBGMのお題が「水戸黄門」の主題歌なんて、これまた斬新!! 詩としては短かめですが、人生の応援歌的な内容で、また素晴らしい音楽が付くように思います。
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