新潟市・りゅーとぴあ周辺(2015.4.9撮影) |
このような心弾む日にはフルート四重奏曲を聴いてみます。
モーツァルトは4曲のフルート四重奏曲を書いていますが、このK.285はその中の第1番で最も有名なものかも知れません。特にこの第1楽章はよく耳にします。
1777年の12月にマンハイムで書かれました。この年の9月のザルツブルクでの職を辞して母とともに就職活動の旅に出ていた時期で、ここで裕福な音楽愛好家ド・ジャンの依頼で2つのフルート協奏曲(K.313, K.314)と、3つのフルート四重奏曲(K.285, K.285a, K.285b)を書いています。
モーツァルトは当時音程の不安定なフルートをあまり好んでいなかったといわれていますが、この曲はフランス風の優美さとモーツァルト一流の憂愁を帯び、瑞々しい感性に溢れています。
フルート四重奏曲 ニ長調 K.285/第1楽章 Allegro
0 件のコメント:
コメントを投稿