この悶着の後、ベルモンテは対話を諦めて退場します。
そこへ、ペドリロ(かつてのベルモンテの従僕)が現れますが、オスミンはペドリロにも怒りだし、激しいやりとりをします。腹を立てたままオスミンは家に入ります。
一人残ったペドリロもオスミンへの敵意が消えません。
そこへデルモンテが再登場してペドリロとの再会を喜び合います。
そして二人は後宮からの脱出作戦を練ります。ベルモンテはコンスタンツェとの再会が現実味を帯びてきたことに胸を高鳴らせます。
そんなところに、舟遊びを終えた太守セリムがコンスタンツェと大勢の従者とともにやって来ます。
その時に歌われるのが、この従者の合唱です。
太守を讃える合唱ですが、途中四重唱がはさまります。打楽器をたくさん使って、トルコ風の賑やかな音楽になっています。
「後宮からの逃走」K.384 第1幕 従者の合唱『偉大な太守をたたえて歌え』/ハ長調 Allegro
<訳> (小学館 魅惑のオペラ 第17巻より転載)
合唱※
偉大な太守をたたえて歌え 情熱の歌よ。
浜辺にこだまするように歌え 歓喜の歌よ!
4人の独唱
太守に向かって涼しい風が吹く 寄せる波よ、穏やかに静まれ!
太守を迎え歌声は大きくなる 太守に愛の喜びを歌え!
合唱※(繰り返し)
◆余談◆
今日、「きらクラ!」のHPを見たら、26日には「シンガーソングライターの小沢健二さんが出演」とのこと……。楽しみです。
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