モーツァルトはこの時期に同じ木管楽器編成による、小規模なディベルティメントを5曲書いています。
いづれもターフェルムジーク(食卓音楽)で、おそらくザルツブルク大司教のお食事タイムのBGMとして作曲されたものと思われます。
この K.240 はその中の第2曲で1776年の1月に作られています。
オーボエ、ホルン、ファゴット各2本という編成になっていて、演奏時間は全体で10分少々です。
この第1楽章は3/4拍子、ソナタ形式になっていますが、第1主題、第2主題、展開部に続いて再現部が通常と異なり、第2主題で始まり、第1主題で終わる形になっています。
ちょっとユーモラスでリラックスした曲想の中に短調のフレーズも折込ながら、豊かな色彩を放っています。
ディヴェルティメント 変ロ長調 K.240/第1楽章 3/4
<写真>新潟市西蒲区 国上寺(越後最古の古刹)の境内にて(2016年12月12日撮影)
◆余談・今週のきらクラ!◆
ラスクに始まった今週のきらクラ!でした。
注目のBGM選手権はふかわさんではありませんが「不倫に始まり、不倫に終わる」年を象徴したようなお題でした。
4つ紹介され、ベストはラベル作曲の「序奏とアレグロ」でした。
私は圧倒的に1曲目のアルベニス作曲「アストゥリアス」(名古屋市・大根おろしさん)を指示します。許されない愛の切迫感・背徳感を見事に表しています。
他の3つもとても美しくよかったのですが、「この詩にこんな美しい曲を付けてはダメ!!(不倫が正当化される…)」という家人の叫びに、私も同感!! 家庭平和のために、ここは一致団結!!!! ……楽しいBGM談義でした。
ところで私はBGM2年連続ボツ生活が継続中です。(;O;) この苦難を乗り越えて乗り越えて耐えて耐えて…修練を積み、いつかコダマッチ様のお目に留まる作品を……なんてネ (^^) _U~~
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