教会音楽の中に「リタニア」という日本語ですと「連禱」と訳されて、先唱者が神や聖母マリアにたいする呼び掛けを行ない、会衆がそれに「われらをあわれみたまえ」、あるいは「われらのために祈りたまえ」を繰り返して応答する祈りの形式の曲があります。
モーツァルトはザルツブルク時代に4曲のリタニアを書いていますが、このK.243は最後の作品で、1776年3月に作曲され、その月の31日にザルツブルクの大聖堂で初演されたようです。
4部の混声合唱、4部の独唱に管弦楽で演奏され、全体は9曲から構成されています。4曲のリタニアの中で一番充実してるといわれています。
その中から、第1曲の「キリエ」を聴いてみます。「主よ、憐れみたまえ」「キリストよ憐れみたまえ」云々というテクストでできています。ソロと合唱による3部形式になっています。
聖体の祝日のためのリタニア 変ホ長調 K243 第1曲 キリエ Allegro moderato
<写真>新潟市西蒲区夏井のハザ木(12月12日夕刻撮影)
◆糸魚川大火に心よりお見舞い申し上げます◆
暮れも押し迫って、糸魚川市で大火が発生しました。
被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。この寒風の年の瀬に住処を失うことの悲しさを思うと心が痛みます。私たちも出来る範囲の募金等で応援させていやだきますので、どうか気を落とさず復興に向けて進んでください。
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