この作品は、一般的に第2番と呼ばれていますが、近年の研究でモーツァルトが完成させた最初のホルン協奏曲であると考えられています。
自筆譜には「ヴォルフガング・アマデ・モーツァルト、ロバ、牡牛、間抜けなロイドゲープを憐れむ、ウィーンにて、1783年5月27日」と記されていて、このことは以前に取り上げた、ホルン協奏曲ニ長調 K.412、ホルン五重奏曲 変ホ長調 K.407などと同様で、ホルンの独奏曲で長年の親友であるロイドゲープは欠かせない存在となっています。
3楽章形式で、ここで聴く第1楽章は協奏風ソナタ形式で、明るい弦楽の序奏の後に、ホルンの旋律が伸びやかに歌われます。
ホルン協奏曲(第2番)変ホ長調 K.417/第1楽章 Allegro maestoso
◆余談◆
早いもので今日から4月です。全国的に晴天が続き、まことに穏やかな春です。
当地もぼちぼち桜の開花宣言が始まったようです。このままお花見日和が続いて陽光の下で満開の桜をモーツァルトの音楽とともに楽しみたいものです。
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