そこにスザンナが登場します。スザンナたちの結婚の行方を案じていたいた伯爵夫人は、スザンナから「万事うまく行きましたから」という報告をうけます。
安堵した夫人は、いよいよ伯爵を懲らしめるための作戦を立てます。スザンナが伯爵に今夜会う場所を知らせる偽の手紙を書くようにいいます。
そこで歌われるのがこの「手紙の二重唱」と呼ばれるカンツォネッタです。
手紙の文句を伯爵夫人がいって、スザンナが同じ文句を繰り返しながら筆記していくカノンの形で歌い続けられていきます。シンプルな歌ですが、モーツァルトの筆致は絶品です。
「フィガロの結婚」K.492 第3幕『やさしい夜の風が』アレグレット 8分の6拍子 変ロ長調
<訳> (小学館 魅惑のオペラ 01巻より転載)
スザンナ そよ風に・・・
伯爵夫人 甘く優しいそよ風が・・・
スザンナ 優しいしそよ風が・・・
伯爵夫人 さわやかに吹く今宵・・・
スザンナ さわやかに吹く今宵・・・
伯爵夫人 庭の茂み、松の木の下で・・・
スザンナ 松の木の下で・・・
庭の茂み・・・松の木の下で・・・
伯爵夫人 それでわかるわ。
スザンナ おわかりになりますわね。
◆今日の『きらクラ!』◆
ゲストにピアニストの三舩優子さんをお迎えして楽しいトーク炸裂でした。
なんといっても圧巻はふかわさんと三舩優子さんの連弾による「キラキラ星変奏曲」でした。
ふかわさんの音楽対する熱い思いが伝わってきて、とても好感がもてました。ほとんど楽器のできない私などでも、アマチュアでもプロでも本番への緊張感のすさまじさの一端を知ることができました。
これからも頑張れふかわさん! 真理さんとの「鏡の中の鏡」に向けて!!!
私も頭がさがりました。応援しましょう。
返信削除山好きかっちゃん様、書き込みありがとうございます。
返信削除ふかわさんは本当に個性的な方ですね。音楽への感性はとても共鳴できる部分が多く、彼のMCでこの番組が始まってから、私はぞっこん入れ込んでおります。今度は是非生演奏で聴いてみたいです。