新潟海岸(西区)からの佐渡遠望 |
そのうちの4曲(2番~5番)を1775年、19才の時に故郷ザルツブルクで書いています。
このように一時期集中的に取り組まれて以後は書かなくなったことは大変興味深い現象です。
モーツァルトのお父さんは高名なヴァイオリン教育者で、幼い頃から英才教育を受けたモーツァルトも自身名手であったようです。
一説によると父親から離れるためにヴァイオリン協奏曲を書かなくなったという説もありますが、真偽は定かでありません。
この第3番は前作の2番の約3ケ月後に書かれていますが、表現の幅が飛躍的に発展しているといわれています。
伸びやかなヴァイオリンの独奏とオーケストラがかけあいながら、いきいきとした楽章を構成しています。
ヴァイオリン協奏曲 ト長調 K.216/第1楽章 Allegro
私は、バイオリン協奏曲では、この曲が一番好きな感じでしょうか、第一楽章のはちきれんばかりの溌剌さ、第二楽章の青春の吐息とでもいった情感、三楽章での軽妙さとエンデングの絶妙さなど、気に入っております。モーツアルトはこの時期バイオリン協奏曲のかため書きをしているようですが、どれも素晴らしい永遠の名曲のような気がしています。
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