モーツァルトはホルンのために4つの協奏曲と1つの五重奏曲を残しています。
いずれも親しい友人であったザルツブルク宮廷楽団ホルン奏者のロイトゲープのために書かれています。
この曲のスケッチ譜には「さあ行け、ロバ君!」とか「ちょっと一息」とかいったいたずらっぽい落書きがあるそうで、ロイトゲープとモーツァルトがたいへん気のおけぬ仲であったことが推測されます。
曲は緩徐楽章のない未完成で、2楽章形式になっています。
ホルン独特の響きを巧みに生かした伸びやかな曲想はホルンの代表曲として広く愛されています。
ホルン協奏曲第1番 /第1楽章 Allegro (K.412)
ホルン協奏曲第1番 /第2楽章 Allegro (K.514)
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