モーツァルトがザルツブルクに滞在中の1783年、かつての同僚、ミヒャエル・ハイドン(有名なヨーゼフ・ハイドンの弟)は大司教のコロレドから二重奏曲をつくるよう依頼されていました。しかし、ハイドンは当時病気でこれを果せなかったので、モーツァルトが代りに、このK423(&K424)を作曲して急場を救ってやったのだと、ハイドンの弟子が報告しているそうです。
ハイドンはこれらの作品を高く評価し、この総譜を生涯宝物として大切に保存していたといわれています。
ここでもモーツァルトの友人思いの人柄が表れています。
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲 ト長調 K.423 /第2楽章 Adagio
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