2014年9月29日月曜日

ヴィターリ シャコンヌ ト短調



Tomaso Antonio Vitali / Chaconne in G minor   Nathan Milstein :violin  Artur Balsam :piano


このたびの御嶽山の噴火により犠牲になられた方々に心より哀悼の意を表します。
同じ山を愛する人間として悲しくてなりません。

私たちは自然から命をいただき、自然の恵みによって育まれ成長します。
自分を生み出した自然の豊かさに感謝にし、時にそのあまりの美しさに涙します。
しかし自然は私たちに予期せぬ困難も与えます。
時にその圧倒的なエネルギーの炸裂を前に私たちはなすすべを失います。

天地は私たちをどこに導くのだろう。
生生流転する自然界の中で、幾多の喜び・悲しみ・苦悩・絶望・安らぎを繰り返しながら、私たちはどこへと向かっているのだろうか。

2 件のコメント:

  1. 本当に胸の痛む出来事です。
    いまだ山に残る犠牲者の方が、一日も早くご家族の元へ帰ることができますように。

    ヴィターリのシャコンヌは、先週の「きらクラ!」で初めて聴きました。
    この胸がざわざわとする響きが何日も耳を離れませんでした。
    この記事を読みながら聴くと、益々胸が締め付けられます。

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    1. BWV1000番様
      いつもありがとうございます。
      私はこの噴火の日に御嶽山とは反対側の新潟との県境の苗場山にいました。
      素晴らしい青空と美しい紅葉でしたが、山小屋では皆が沈痛な面持ちでニュースを見入っていました。

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