2018年1月13日土曜日

J.Strauss『美しく青きドナウ』

新年は所用が重なり更新が遅れました。
お正月気分を一蹴するような大雪に当地は見舞われております。一晩で約1mの雪が積もりました。
除雪が間に合わず、車が出せません。近所には出勤を諦めた方々も多く、学校は休校になりました。都市機能がマヒしています。
そんな中ですが、敢えてヨハン・シュトラウス2世の『美しく青きドナウ』を聴いてみます。
この曲は誰でもが耳にする超有名曲ですが、心が浮き立つ洗練された美しいワルツとして最高峰の作品といえると思います。モーツァルトの死後76年経った1867年に作曲されました。
序奏に始まり、第1ワルツから第5ワルツまで豊かな楽想に満ち溢れ、聴くものを飽きさせない素晴らしい構成になっていて、ブラームスをはじめ多くの作曲家に敬愛されている作品です。


J.Strauss『美しく青きドナウ』

<写真>ウィーン市立公園のヨハン・シュトラウス2世像

余談
正月にBSプレミアムで『2001年宇宙の旅』が放映されました。
内容もさることながら、ここで使われた音楽が秀逸で、この映画の名声を一層高めました。
私も久しぶりに鑑賞して、感動を新たにしました。
原始地球の光景の『ツァラトゥストラはかく語りき』で始まり、リゲティの現代曲、そして一転して地球周回軌上に浮かぶ宇宙船のシーンでこの『美しく青きドナウ』が流れるくだりは、その壮麗な美しさに圧倒されます。
50年も前に作られた映画ですが、その時間と空間の壮大なスケール感、内容の深遠さにおいて、この作品を凌駕するものに私はまだ出合っていません。

2 件のコメント:

  1. 新潟の大雪のニュースに、love mozartさんのことが気にかかっていました。大変ですね…除雪作業にも気をつけてください。こちらはあと二、三週間もすれば-10℃の連続が普通になりそうな寒さです。
    『2001年宇宙の旅』を録画しておいて良かった。実はまだ観た事がないのです。「きらクラ!」などで『ツァラトゥストラはかく語りき』が紹介されたりしたので、これは観ておくべき映画でしょうと、予約しておきました。まだ冒頭だけしか観ていません。期待度が高まりました。

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    1. かっちゃんさん、コメントありがとうございます。
      ご心配いただき恐縮です。とにかく凄い雪で、まだ車を出すことができません。
      昨日の雪かきで、今日は体中の筋肉痛でもがいています。
      そちらは気温がずいぶんと低いようですね。冬本番です。

      『2001年宇宙の旅』本当に大好きな映画です。『サウンド・オブ・ミュージック』『アマデウス』『コンタクト』と共に、私の四大映画です。

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