2018年1月2日火曜日

【謹賀新年】K.285b フルート四重奏曲(第3番)ハ長調 

新年あけましておめでとうございます。
今年もみなさまが美しい音楽とともに心豊かにお過ごしになられますようお祈りいたします。
当ブログは本年も拙い内容で気ままな更新となるかと思いますが、時々遊びにお越しいただければ幸いです。

新年のスタートは明るいフルートの音色をお届けします。
この作品は、1777年マンハイム滞在中に、オランダの音楽愛好家ド・ジャンからの依頼で作曲した3曲のフルート四重奏曲の3番目の曲だと思われていますが、成立過程には諸説あり、確定的ではないようです。
2楽章で構成されていて、ここで聴く第1楽章は簡略なソナタ形式で書かれていてます。快活な第1主題は、ニ長調の下降分散和音による第2主題で一層明るさを加えています。展開部で短調による短い陰影がつけられています。


フルート四重奏曲(第3番)ハ長調 K.285b(Anh.171)/第1楽章 Allegro

<写真>ザルツブルク ミラベル宮殿

●○余談●○●○●○●○●○●○●○
新年は皆様いかがお過ごしでしょうか?
私事、昨年末にNHK紅白歌合戦の観覧券に当選した友人より、同伴者の栄誉をいただきました。 全く期待も予想もしていなかった事で、降ってわいたような幸運に感謝して、昨日観覧してまいりました。
普段はあまり耳にしないジャンルの音楽で、知っている歌手は数えるほどしかいませんでしたが、洗練された演出と、多数の有名アーティストによる素晴らしいパーフォーマンスに、熱い熱い感動をいただきました。
特にその中でも、以前より好きだったX-Japanの演奏は圧倒的でした。Yoshikiの清廉なピアノ演奏、エモーショナルなドラム・プレイ、そしてToshiの魂から絞り出されるような悲哀感に満ちた鮮烈なボーカルを生で聞いて深く心を動かされました。
5時間は夢のようにあっと言う間に過ぎてしまいました。
素晴らしい舞台を作り上げた3,000名を超すスタッフの皆様に心より感謝致します。本当にお疲れさまでした。これからも紅白が年末を締めくくる国民的イベントとして末永く続くことを願います。

4 件のコメント:

  1. 今年もよろしくお願いします。
    紅白歌合戦の観覧をされたのですね。
    すごいです。
    とはいうものの、実は今回の紅白をほとんど観ていません。
    娘は、最初に出てきた「Hey! Say! JUMP」の山田くんの大ファンで、ここだけウルウルしながら観ているのを横目に、私は家事をしておりました。
    ふと、「観覧するとしたら、この日は東京で泊まりかなぁ」と想像したのは、なんという偶然。あのNHKホールの大観衆の中に、お友達といっしょに座っていらっしゃったのですね。
    普段、歌謡曲はあまり聴かないのですが、あの紅白だけは生で味わってみたいと思います。

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    1. 観覧券の当選倍率は約760倍だそうです……!
      当日中継前に桑子アナが観衆に応募状況を問いかける場面があり、1枚応募して当選された方も100名ほどいらっしゃったようです。そして中には1人で7500枚(往復ハガキ代で\930,000-)出された方もいらしゃいました。それだけ凄まじい人気があるのですね。
      BWV1000番さんは「きらクラ!枠」で紅白を観覧できるような粋な配慮をNHKがしてくださるといいのですが・・・無理かな?

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  2. 今年もよろしくお願いします。
    私も新年の聴き初めにはモーツァルトのフルート四重奏曲をよく聴きたくなります。おそらく最も好きなモーツァルト作品のひとつですが、全4曲の成立過程がすっきりしないのがちょっともどかしいですね。
    ほかではオーボエ四重奏曲やクラリネット五重奏曲もお気に入りです。どうやら木管混じりの室内楽作品が個人的にはモーツァルトのツボみたいです。

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    1. ノヴァーク様、明けましておめでとうございます。
      私の拙いブログにお越しいただき、恐悦至極でございます。
      いつもノヴァーク様の首都圏のコンサートレポートを垂涎の思いで読ませていただいております。繊細な感性と、的確な文章力でリアルにコンサートの空気を感じることができます。ありがとうございます。
      ところで私もモーツァルトの木管の入った室内楽が一番好きなジャンルかもしれません。なにかしながら耳にしても、腰を据えて鑑賞しても心を満たしてくれる音楽のように感じます。
      また、ノヴァーク様のコンサートレポート楽しみにしております。
      今年もよろしくお願い申し上げます。

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