この協奏曲の特徴は、オーボエのかわりにクラリネットが使用されていること、トランペット、テンパニ―が使用されていないこと、管楽器が控えめに使われていること等で、全体的に非常に柔らかく細やかな情趣に溢れています。形式的にも一般的で安定した印象を与え、親しみを持たれます。
作品自体、非常に入念に作られていて、第１楽章のカデンツァはきっちりと書き込まれていて、さらに第２、３楽章ではカデンツァは置かれていません。それだけ緻密な構成になっていて、ピアニストの即興演奏を入れる余地を与えていません。
第１楽章 、 第２楽章 は以前取り上げましたので、ここでは第３楽章を聴いてみます。
イ長調のアレグロ・アッサイで、ロンド形式で書かれています。
快活でのびのびした主題と豊富な転調、時々現れる短調の見事な対比で、澄み切った情感あふれる美しい曲になっています。
ピアノ協奏曲(第23番)イ長調 K.488／第３楽章 Allegro assai
◆余談◆
すっかり春めいてまいりましが、今朝は当地では２～３cmの積雪がありました。三寒四温です。
しばらくボーッと生きていて、更新が滞ってしまいました。これからモーツァルトの絶頂期の作品が次々に登場しますので、楽しみながらボチボチ更新させていただきますので、よろしくお願い申し上げます。
ピアノ協奏曲第２３番は、私の数少ない演奏したことのある曲の１つです。
返信削除この３楽章は、ピアノとの掛け合いが小気味良く、「コンチェルトって面白い!!」と２０歳の私がワクワクドキドキしたものです。
今でも、あの感動は忘れられないです。
今日の「きらクラ！」、モーツァルト作品にラブ・モーツァルトさんのお便り、当然のご登場で拍手喝采しました。ステッカー、届きますね。
BWV1000番さん、コメントありがとうございます。
削除このピアノ協奏曲23番を演奏されたなんて本当に素敵ですね!!
数多くのピアノ協奏曲の中でも、私の最も好きな曲のひとつです。
ところで、本日の「きらクラ!」のDONで私の投稿が読まれて大変嬉しかったです。かなり"お遊び"で書いてしまいました。
ネアピンがフルート協奏曲２番だけでしたが、ファゴット協奏曲K.191、ホルン協奏曲４番K.495もとても似た出だしです。他にもあるかもしれません。
オーボエ協奏曲ドンの採用おめでとうございます。
返信削除お便りもウイットにとんで楽しく聴かせて頂きました。
モーツアルトはピアノ協奏曲が好きです。
↑yumekoでした。
返信削除yumekoさん、いつもお世話になっております。
削除毎週こっそりyumekoさんのブログにお邪魔しております。
この度はコメントいただきありがとうございます。
もうBGM選手権は手の届かない世界になってきましたので、「きらクラ!」への投稿は“お笑い系”と“すき間系”を中心にしております。幸い採用していただき、大変嬉しく思っています。ただ家族からは「“シェーン”がしつこい!!」とやや不評でした。
山好きかっちゃんです。
返信削除「きらクラＤＯＮ！」、おめでとうございます。
聴いた瞬間に、「モーツァルトらしさ」を確信し、love mozartさんを思いました。
(私のパソコン操作の不手際らしく、このところlove mozartさんへのコメントができないようです。)
山好きかっちゃんです。
返信削除Safari(Mac)ではコメントが出来なかったので、試みにChromeを使用したところ受け付けられたようです。
山好きかっちゃんさん、お世話になっております。
削除コメントありがとうございました。
この冬は当地では殆んど積雪もなく、昨年に比べると随分と助かりました。
このまま春を迎えられそうです。
みちのくの春はきっと輝くように美しいのでしょうね・・・。
また、よろしくお願いします。
ドンでの採用おめでとうございます。
返信削除しぇ～ん、が一杯入ってて、上手いなぁ、と思いましたがご家族には不評？
関西の乗りではもっとあっても良かったですよ、とお伝えください。
狭き門にはエピソードと文章ですよね。ワタシには無理な世界なので羨ましいかぎりです。
いーともさん、お世話になっております。
削除コメントありがとうございます。
関西の乗りではもっと「シェーン」があってもいいとのこと、少し安心しました。
私の悪乗り投稿もふかわさんがうまく扱って下さるんで、助かります。
また、いーともさんの投稿楽しみにしていますね。でもよくラジネが変わるんで、頭が追いつきません・・・。
6月18日夜の地震、御地が守られますように。
返信削除既に、ご存じの方もおられると思いますが、このブログの管理人、love mozart さんは本年６月21日に逝去されました。慎んでご冥福をお祈り致します。
返信削除直前のコメントした、『クラシック愛好者』です。ブログが中断した理由は「管理人本人」が【不在】の為です。私はネット上のブログの操作·扱いが出来ないので、┅もしK.488以降を引き継ぐ方がおられるなら、お任せ致します。
返信削除ご本人逝去により、【未完】のままで良いのかも知れませんが┅┅
『クラシック愛好者』様
返信削除love mozartさんご逝去の報を知り、ご遺族の皆さまに心からお慰めをお祈り申し上げます。
お知らせのメールを先ほど開き、悲しさと寂しさがこみあげて参ります。
2014年6月から「きらクラ！」を通して、love mozartさんとのお交わりを頂きました。
私は、2014年6月1日放送のBGM選手権でlove mozartさんが投稿された「シベリウス交響曲第2番第1楽章」がとても印象的で、以来おりおりお交わりを頂きました。
ブログの更新がなされていないことが気にかかっておりました。
ときにユーモアも交えられたKirapediaの執筆者を思いつつ。
「クラシック愛好者」より。山好きかっちゃん様、早速の弔意投稿有り難うございます。今日でちょうど、半年目の命日でもあり、ご家族の方が、ご本人の他界を告げること無く、このブログを閉じる様子も無いので、年を越す前に、今迄投稿頂いた皆様に、お知らせするのが良いと考えました。ご家族には確認無しの判断ですが。
返信削除私も、亡くなられた4日後、新聞の「お悔やみ」欄で知りました。家族葬は終わっていましたので、特に何も出来ませんでした。５年間程の「がん闘病」で治療は大変だったらしいのですが、時折、コンサート会場でお見かけしました。昨年末には、ご夫妻でウィーンに旅行されたとか。音楽の都には、なんとか旅する、体力·気力があったんですね。
ご冥福をお祈り致します。
クラシック愛好者さん、お知らせいただき、ありがとうございます。
返信削除長く更新されないので、体調がすぐれないのではと思っておりましたが、まさか亡くなられていたとは。ご冥福をお祈り致します。
「クラシック愛好者」様、お知らせをありがとうございます。love mozartさんとは2014年頃からブログ交流させていただき、文章からにじみ出るお人柄と、数々の写真にも癒されていました。時々長く更新されずとも、また再開されていたので、今度も再開されると思っていましたが、大変な5年間だったのですね。謹んでlove mozartさんの御冥福をお祈りいたします。
返信削除「love mozart love」を訪れてくださる皆様へ
返信削除いつもこのブログをご訪問くださりありがとうございます。
love mozartの親族です。
「クラシック愛好者」様より記載がございましたよう、
love mozartは令和元年6月21日に天に召されました。
生前love mozartは自分の死後、このブログをこのままにしておいて欲しいと申しておりました。
亡くなったことなども伝えて欲しくないとの意向でございました。
親族としましては皆様に何もお伝えしないことは大変心苦しい思いでおりましたが本人の強い意向がございましたのでご容赦のほどお願いいたします。
このブログのことをlove mozartは自身の遺書であると申しておりました、それほど大切にしてまいりました。
「love mozart love」は彼の生きた証しであり彼の人柄、そのままです。
どうぞ皆様には時折love mozartを思い出してこのブログを訪れていただき、モーツァルトやクラシックを愛する皆様の交流の場となれましたら幸いです。
本当に皆様ありがとうございました、感謝申し上げます。