2013年6月16日日曜日

K.488  ピアノ協奏曲 第23番イ長調 第1楽章

ピアノ協奏曲はモーツァルトが生涯にわたって書き続けた主要な作品ジャンルです。
番号のあるもので27曲が残されていますが、いずれも名曲の誉れ高い作品の数々が並びます。
特にこの23番イ長調はたいへん人気の高い曲です。全体に上品な明るさと気品を兼ね備え、聴く者の心を優しく包んでくれます。
 第1楽章は冒頭の柔らかいヴァイオリンの下降音形にすーっと心が引き込まれます。それからは全てのメロディ、和音、ピアノの独奏がまったくの自然な流れとなって滑らかな曲想を展開していきます。正に天衣無縫の世界です。
作曲されたのは1786年の3月、モーツァルト30才の円熟期の作品です。
楽器編成は、独奏ピアノ、フルート、クラリネット2、ファゴット2、ホルン2、ヴァイオリン2部、ヴィオラ、チェロ、コントラバスとなっています。 トランペットとティンパニを欠き、オーボエの代りにいっそうやわらかな響のクラリネットを加えています。

ピアノ協奏曲 イ長調 K.488 第1楽章 Allegro

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