2017年12月5日火曜日

K.192(186f) ミサ・プレヴィス ヘ長調【御命日に寄せて】

今日はモーツァルトの226回目の御命日です。
この世に残してくださった多くの音楽に感謝しつつ、天上界での御冥福をお祈り申し上げます。(勝手なお願いですが、もし天上界で我が家にいた猫たちをみつけたら遊んでやってください。)

そこで今日は、ザルツブルク時代の多くの教会音楽の中でも高く評価されているミサ曲を聴いてみます。作曲されたのは1774年、モーツァルト18歳の時、ザルツブルク大聖堂のために書かれました。
独唱4部、4部合唱、トランペット2、トロンボーン3、ヴァイオリン2部、バス、オルガンという簡略な編成ながら、対位法を駆使した緊密で充実した作品となっています。全体は6曲からなっていて、ここでは最終の第6曲<アニュス・デイ>を聴いてみます。
オーケストラの悲痛な序奏に始まり、ソプラノ独唱に引継がれます。途中からヘ長調、アレグロ・モデラートとなり軽やかなイタリア的な雰囲気で曲を閉じます。


ミサ・プレヴィス ヘ長調 K.192(186f)/VI アニュス・デイ Allegro ニ短調

<写真>ザルツブルク大聖堂 天上壁画

余談 今日の「きらクラ!
最近の「きらクラDon」は白旗降参続き。ドニゼッティさんは守備範囲外。今回も皆目見当がつきません。世の中にはまだ知らない名曲が山のようにあります。「きらクラ!」を通じて大いに楽しませていただきます。本当に有難いことです。
空耳の『芋飯(いもめし)にカレー』には大笑い!瞬間芸ではなく、おどろおどろしく畳みかけてくるインパクトは強烈で、歴史的な名作(迷作)ではないかと思いました。さんちゃんさんの空耳力には感服!
そしてBGM選手権は今回もとても刺激的でした。3つの曲の雰囲気が実に好対照で、詩の世界が音楽によってがらりと変わる様は正にBGMの真骨頂。
ベストに選ばれた奈良県の≪障子破れてさんがあり≫さんはラジネで座布団1枚! さらに選曲された間宮芳生作曲の「ヴァイオリン協奏曲」…(知ってることが凄い)…はこの詩のためにあるのではないかと思われるほどのマッチングでした。
リスナーの方々の素晴らしいセンスと、それを選ばれるスタッフの方々には感謝・感謝です。
「きらクラ!」がますます素晴らしい番組になっていくので、本当に日曜日が楽しみです。

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