2016年1月9日土曜日

K.478 ピアノ四重奏曲 ト短調 第1楽章

モーツァルトはピアノ四重奏曲を2曲書いていますが、このK.478 ト短調は1785年の10月に完成しました。
ピアノ、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという組み合わせは当時は一般的ではなかったようですが、この後の時代ではベートーヴェンをはじめ多くの作曲家がこのジャンルの作品を書いています。
ト短調といえばモーツァルトの宿命の調性ともいわれますが、交響曲第40番や弦楽五重奏第3番のような切迫した雰囲気はこの曲全体からはあまり感じられません。このことは第1楽章以外は短調が避けられているからかと思われます。
この楽章はアインシュタインが「運命のモティーフ」と呼んだ、烈しい内的な緊張を含んだ旋律が全体を支配しています。


ピアノ四重奏曲 ト短調 K.478 第1楽章 Allegro
余談
(遅ればせながら…)新年おめでとうございます。今年も不定期・気ままな更新のBlogですが、何卒よろしくお願い申し上げます。m(_ _)m

<写真>早朝の田貫湖から望む富士山方面(2016年1月8日撮影)
当地・新潟はいまだに無雪状態で思うような写真が撮れなかったため、所用のついでに富士山方面を撮影してきました。運よく好天に恵まれ、40年ぶりに美しい富士を間近に堪能させていただきました。
富士山は心のふるさと。広大な裾野と気高い頂にはただただひれ伏すのみです。富士山がある国土に生まれ育った幸せを感ぜずにはいられません。

4 件のコメント:

  1. 今、お尋ねいたしましたが…

    あまりの美しさに目を見張りました。

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  2. 山好きかっちゃんさん、コメントありがとうございました。
    この日の前夜は曇って富士の姿が見えなかったので、翌朝も期待しないで起床したら、このような絶景が眼前に広がって狂喜乱舞しました。

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  3. love mozart さん、明けましておめでとうございます。
    新年の幕開けに素晴らしい写真ですね、しばし見とれました。
    今年もよろしくお願いします。

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    1. じゃくさん、コメントありがとうございます。
      ずーっと更新をしていませんですみません。
      じゃくさんのベスト・コンサートのレポートを拝見すると、質的にも量的にも素晴らしいですね!! また今年もコンサート報告を楽しみにしております。

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