2013年7月9日火曜日

K.361 セレナード 変ロ長調 第3楽章 アダージョ

慈光寺境内の観音像
第3楽章はアダージョ 変ホ長調。
シンコペーション風の細かいリズムと低音楽器の分散和音にのって、天から舞い降りるように現れる清澄な旋律は比類のない美しさです。

第3楽章 Adagio

余談
映画「アマデウス」では、病院にいた晩年のサリエリが慰問に来た神父にモーツァルトについて語るシーンがあります。
モーツァルトとの出会いをしみじみ回想しながら、この曲についてこう述べています。
『それはごく普通の譜面だった。 出だしは驚くほど単純だ。
 バスーンやバセットホルンがぎこちなく響く。さび付いたような音。
 だが突然、その上にオーボエが自信に満ちた音色・・・。
 そしてクラリネットが引き継ぎ、甘くとろけるような調べとなる。
 「猿」に書ける音楽ではない。 初めて耳にする見事な音楽。
 満たされない切ない思いが溢れていた。 神の声をきくようだった。』

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