2013年7月1日月曜日

K.385 交響曲 第35番 ニ長調 「ハフナー」

この交響曲は、ハフナー家の子息の爵位授与式のために6楽章のセレナード(第2ハフナー・セレナード)として作曲されました。翌1783年の春、アカデミー(予約演奏会)の曲目とするために4楽章の交響曲に改められたものです。
「そんな、セレナードを改作して交響曲が出来るの?」と思ってしまいますが、当時の交響曲は現在私たちが思うほどの重み(?)はなく、オペラの序曲のような、大曲への導入曲程度に捉えられていたようです。
 第2ハフナー・セレナードから、メヌエット1曲と行進曲を取り除いて、両端楽章にフルートとクラリネットのパートを書き加えたものが「ハフナー交響曲」です。
モーツァルトは当時オペラ『後宮からの誘拐』を作曲中で、超多忙の中でこの交響曲を作ったのですが、何ら本質的な変更も加えずに交響曲となりえた原作のセレナードの音楽的な充実は作曲者自身が驚きを感じたほどのものだったようです。
ここで紹介します第4楽章は「できる限り早く」演奏するように望んでいたようで、疾走する旋律と変化に富んだ様式が絶妙に調和し、聴く者の心を離しません。

交響曲 第35番ニ長調「ハフナー」K.385 第4楽章 Presto

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