2017年2月7日火曜日

K.364(320d) ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調

ザルツブルク時代のモーツァルトの屈指の名作といわれる協奏交響曲を聴いてみます。
マンハイム=パリ旅行から帰ってきたモーツァルトが、当時パリで大流行していた協奏交響曲形式の楽曲を紹介しようと、1779年8月頃に作曲したものと思われています。
複数の独奏楽器が活躍するこのジャンルの曲は、同じ頃に書かれた K.297bの協奏交響曲、K.299のフルートとハープのための協奏曲などの流れに沿ったもので、モーツァルトの豊かな音楽性と卓越した作曲技巧が見事に発揮された作品になっています。
この第1楽章はアレグロ・マエストーソ、ソナタ形式で書かれています。冒頭のトゥッティに6つのモティーフ、その後の独奏楽器の新しい6つのモティーフが現れるという多彩な構成で、ヴァイオリンとヴィオラが五分に渡り合って堂々とした楽想を展開し、聴くものを魅了します。


ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲 変ホ長調 K.364(320d)/第1楽章 Allegro maestoso

<写真>新雪の蒲原平野と弥彦山(新潟市西蒲区夏井にて1月15日撮影)
    この頃の雪は、現在ほとんど融けてしまいました。

余談・今日の「きらクラ!」
冒頭、真理さんが読売日本交響楽団のソロ・チェロ奏者に4月から就任するという話題。
  Link►► 読売日本交響楽団ホームページ
このような伝統のあるオーケストラに入団することはとても大変だと耳にしていましたので、ふかわさんも大喜び。私も大喜び!!!
これからは読響のコンサートに行けば真理さんの演奏が聴けるわけです!! うれしい!!
真理さんはますますお忙しくなるかと思いますが、「きらクラ!」は絶対続けてね!!

2 件のコメント:

  1. 全く「同感!」です。
    私は、「鏡の中の鏡」(「きらクラ!」バージョン)の真理さんの演奏が深く心に残っています。それと、真理さんのもっている母性、そしてよい意味の「強さ」など、きっと団員の皆さんに愛され、頼りにされる演奏家として活躍されることでしょうね。

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    1. かっちゃんさん、コメントありがとうございます。
      賛同いただき嬉しいです。「きらクラ!!」はふかわさんと真理さんのコンビでこそ私たちも最高に楽しめるんですよね。

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